魔法の瞬間

遅ればせながら……
黒猫クレマの夏の茶話会『トレモロ』、無事にお開きとなりました。
私たちにとっても、こどもたちにとっても、宝物のような夏の4日間になりました。

写真は上演中のワンシーン。
撮影してくれたあいちゃんも、お客様も、みんなが好きだと言ってくれたシーン。

木琴と、指。
ただそれだけ。

なのに、観るひとの気持ちや祈りがひとつに集まっていくのがわかる、胸の苦しくなるような場面でした。

演劇でしか生むことのできない魔法でした。

「良質な芝居が必ず持っているもの。それが『トレモロ』にはある」と評してくださったお客様もいます。

そのとき、その場にいるひとたちでつくる、一回きりの魔法の瞬間。
これだから、演劇はやめられません。

振り返りなど、また少しずつ綴れたらと思います。

(撮影:市川愛子さん)

黒猫クレマ

中村真利亜(俳優)、林敦子(コーポリアルマイムアクター)、坂本見花(物語作家)の三人によるユニット。愛称は「くっく」。 黒猫クレマがお届けするのはClose theatre(クロースシアター)。 観客と俳優がひとつづきのテーブルに着き、close(親密な)空間で物語を上演します。 隠れ家カフェでお気に入りの本を開くようにお芝居をお楽しみください。

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